先日、歯科麻酔に使う新しい電動注射器を導入してみました。 メーカーのアナウンスによると、痛みを抑えるため麻酔薬の注入開始時は低速で注入し、その後穏やかに注入速度が上昇し、その後注入速度を維持するために、組織の硬さに合わせて注入圧力をコンピューターが自動的にコントロールするとのことです。 又、麻酔薬の注入中、６曲のメロディ（「ジュ・トゥ・ウ」「おお、スザンヌ」「春の歌」「花にワルツ」「夢路より」「汽車ポッポ」）を流すことができ、注入量が本体ディスプレイにリアルタイムに表示され、動作確認ランプ点滅間隔により注入速度や０．６ミリリットルごとの注入量（麻酔薬１本１．８ミリリットル）が、確認できます。 注入速度のピークはあらかじめ３段階選べ、本体が汚れたときは、専用クリーナーで水洗いできます。 この電動注射器を導入して約１ヶ月になりますが、以前より当院で使用している電動注射器では、注入速度こそ３段階に選べるものの速度は一定で、今回導入したアネジェクトⅡのように麻酔薬の注入速度が徐々にあがるもののほうが、麻酔の打ち始めの痛みが少ないようです。 また他のメーカーからも同様の物が発売されましたので導入してみたいと思っています。 
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